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2005年9月30日 (金)

夜、波打ち際

夜の闇と海が
交じり合っている。
そこへ伸びる、江ノ島からの
赤やオレンジの明かりが
滲み、揺れて、
波打ち際の白い、
波を浮かび上がらせている。

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補助輪

自転車の補助輪を
カタカタ鳴らしていく女の子。
狭い道だったので
通り過ぎるまで待っていたら

オトナの口調の真似をして
「すみませ~ん」

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2005年9月29日 (木)

赤とんぼ

自転車の
カゴにトンボがとまったので
飛び立つまで透明な
羽根と赤い体を見てた、
9月の終わり、午後3時過ぎ

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2005年9月28日 (水)

赤い実

初夏に白い花を咲かせ
ミツバチ呼んでた木の枝に
いくつもいくつも赤く小さな
丸い実、実りはじめていました。

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2005年9月27日 (火)

波の光

海へ降り立った黒い鳥
今は一羽が漂っている

顔を上げて

雲の下は白く
見つめ続ければ
青が透けて見えるような気がして

そして薄い日差し

波に無数の光がきらめき
重い海が
やわらかく変わり始める

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路地裏

黄緑から赤が
にじみだすように熟れはじめた
ざくろの陰に
黒い蝶は見えなくなってしまった

突き当たりの別れ道
右も左も、先は見えず

幾度歩いても
海までの細い路地は
何処か知らない場所へ突然
たどりついてしまいそうな気がする

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2005年9月26日 (月)

海の上空

昨日通り過ぎていった台風が
大気から
夏の名残を消していった。
今朝、
海の上空を流れていく、
風は秋。

たっぷりと揺れる海の
波は低い。

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2005年9月22日 (木)

窓から風

今日もまた、
窓から部屋を吹き抜けていく風の
すずやかさが深まった。

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2005年9月21日 (水)

雨が海から

由比ガ浜海岸から見える、
逗子方向の空と海とは墨染め。

風が吹いて。

もうすぐ、
雨が海からやってくる。

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指先を切る

真新しい包丁で
指先の外側を
爪の縁までざっくり、
深く切ってしまいました。

思わず何ごとか声をあげた後は
指から手のひら、甲を汚しながら
床へ数滴落ちる血を
ぼうぜんと見ていました。
その後は
食器を洗うにも
手を洗うにも
顔を洗うにも
髪を洗うにも
右手で何かしながら、
左手で他のものを持つにも不便で
ジャムのふたを開けることも
水道の蛇口をひねることも
自転車のハンドルを握ることも
パソコンのキーボードを打つことも痛く
りんごの皮を剥き
さつま芋を輪切りにするのも
不自然で
他の指をまた切りそうになり
ひやりとして。

指先ひとつで情けなく乱れ、
何より、指先は、無数の雑事を
日々黙って引き受けてくれていました。

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2005年9月20日 (火)

とんぼ

濡れた砂浜に映る、
とんぼの影。

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花、一輪

「咲いていたの」と
赤い花、一輪、
一階に住む御婦人から
いただきました。

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2005年9月17日 (土)

草刈途絶え

隣から聞こえていた
さくりさくりと草刈る音が
途絶え、夕暮れ深まりました。

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2005年9月16日 (金)

月光

由比ガ浜海岸沿いを
自転車で走りすぎる間にも
逗子の方角にのぼった月は
白い輝きを増していきました

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2005年9月15日 (木)

鎌倉の音

リスが走り
鳥がはばたき
風が吹いて
葉がざわめく
雨が降る
波は打ち寄せ
セミの後には秋の虫が声ふるわせ

鎌倉に
無数の自然の音がする

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2005年9月13日 (火)

波打ち際

誰かの足跡
犬の足跡
鳥の足跡

転がされた貝殻
まるくなった石
打ち上げられた海草、海草、海草

野球ボール
脱げてしまったサンダル

海の家は柱と土台だけが残されていて

9月の朝
波打ち際には
いろんな跡があります

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2005年9月12日 (月)

八百屋の秋

茶色い栗、
皮にうっすらと白い粉をまとったぶどう、
土のついた里芋、
紫色に光る茄子。

八百屋の店先に
秋の自然があふれています。

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2005年9月 8日 (木)

刹那の夕暮

台所を
染めていた
オレンジ色の夕暮

いつの間にか
夜の闇へ

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2005年9月 6日 (火)

珈琲の苦味

お茶一辺倒だったのが
30を幾つか過ぎたあたりで
ようやく
熱い珈琲を
おいしいと思うようになりました。

小町通りの喫茶店「門」で
オリジナルブレンドを
ペーパー用に引いてもらって
アパートに帰って淹れたてを
豊島屋の、鳩のかたちをした落雁、「鳩豆楽」と
いっしょにいただきます。

珈琲の苦い、鳩豆楽の甘い、
珈琲の苦い、鳩豆楽の甘い・・・。

お酒が弱くなる、
今までのお化粧や洋服が似合わなくなる、
コーラーを夜飲むと
次の朝まぶたがはれぼったくなってしまう。
変わる体にドキリガッカリすることもありますが
今までにはわからなかった、
味や美しさ、おもしろさ、やさしさを
知ることもまたあります。

喫茶店 門
鎌倉市小町2-2-18
0467(23)0503
珈琲、紅茶、ケーキなど。

豊島屋 小鳩豆楽>>

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2005年9月 3日 (土)

畳で昼寝

資料本を読んでいて

最初はきちんと座っていたのが
だんだんとお行儀悪く
足を投げ出し、寝転んで
気がついたら
おなかの上に
開いたままの本を伏せて
昼寝をしていました。

目が覚めたら
セミが鳴いていて
風が吹いてきて
畳の匂いがして
汗をかいていて

子供の頃を
思い出しました。

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2005年9月 2日 (金)

夜の虫

鎌倉は
虫の声で満ちていて
夜空が鳴っているようです。

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2005年9月 1日 (木)

夏と秋とどちらでもない

9月1日、32度。
まだ日差しはまぶしいけれど
吹く風は涼しく、

泳ぐ人がいなくなった海岸では
赤いトンボが飛び始め
海の家の撤収が続き
サーファーたちは繰り返し
波乗りを続け、

株の根元にひからびた
黒い花を
散らせているおしろい花は
まだ紅の花を咲かせていて
夕暮が進むほどに
セミと秋の虫たちの声は混じりあい、響き、

今日、鎌倉は
夏や秋とは決められない、
今だけの光景を見せていました。

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